花と庭のある暮らしから地球まで
人類は植物の生産と余剰から文明の道を歩み始めたと言われます。やがて人々は衣食住に利用する植物の有用性だけではなく、生命誕生の象徴である「花」の神秘性に目を向けるようになります。そのもの自体は暮らしの中で利用価値がないと思われる「花」を初めて咲かせたとき、人類の精神文化は大きな進歩を始めたのです。
人は気の遠くなるような年月をけて今日の形に進化したとされます。その歩みの大半は、今日の文明生活ではなく豊かな自然に囲まれていました。その長い歴史はこの体の中に心地よい自然と調和する遺伝子をつくりだしています。「花」に感じる神秘性、そして、「庭」でのやすらぎはその表れかもしれません。
今やこの地球上にはおよそ80億の人々が住まい、その文明生活はふるさとである地球に大きな影響を及ぼしています。やがて枯渇すると言われる石油や天然ガスなどの化石燃料。増え続ける人々を養うための食糧。豊かな暮らしが反面としてもたらした心身にわたる健康への影響。そしていつまでも終わらぬ世界の紛争。
私たちは、「植物力」を提案します。「花」や「みどり」に囲まれた心地よい豊かな暮らし。そして未来につながる地球。植物へのこだわり、植物についてのきめ細やかな知識と技術力、人と植物への愛情、植物がもたらす笑顔の輪。私たちは、植物を通じて、皆さんと地球を幸せにしたいと考えます。